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兵庫県丹波篠山市の現場です

明けましておめでとうございます。

松下造園風景舎の松下です。

本年も、皆さまよろしくお願いいたします。

 

ブログを開設し、ほとんど投稿しないまま年を越えてしまいました。

今年こそは、このブログを通して色々とお伝えしたいと思い、今年第一発目の投稿です。

これからは逐一更新させていただこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

今年最初の投稿は、昨年末に植栽工事に入らせていただいた、丹波篠山市内の現場の様子をお伝えします。

丹波篠山市中心部・北新町にあります、手仕事の小物・生活雑貨を扱うお店であり、一棟貸しのお宿でもある、「une」の庭工事に入らせていただきました。

旧庭の解体から携わらせていただき、植栽作業に先駆けて、園路の飛石や沓脱石の据付作業を行いました。

 

こちらは以前の庭にあった既存の石を使い、場所を据え替えました。

宿の利用者や、お店の方の生活動線であるため、極力歩きやすいようにと最初は石畳にしようと試みましたが、解体した庭の石で動線分を賄わないといけなかったため、数が足りないと判断、断念し飛石に切り替えました。

 

また、庭の解体後には敷地全体の水はけと、大地の通気を促すべく、敷地周りや園内には溝を掘り、穴も掘って、雨水の地面浸透を促し、また地面からの空気の抜けを促す措置を施しています。

敷地周りには溝を手掘りで掘り巡らし、その間に深みを作り、地中の水と空気が動きやすい仕組みを作っています。

また、その溝や穴には有機物である枝や落ち葉を入れるので、微生物による分解を促し、多様な菌類・微生物環境を土中に呼び込みます。

 

溝や穴を掘ると、どうして雨水が浸透しやすくなるのか、また地面から空気が抜けやすくなるのかについては、また改めて書かせていただきたいと思います。

 

一期工事では、知り合いの方の山林へ入らせていただき、山取りしてきた樹木を植え、ウッドチップで仮仕上げとさせていただいていました。

そして、昨年末12月に再植栽工事に入らせていただき、植替えを行い、園路も砂利仕上げとさせていただきました。

その様子は次回のブログに書かせていただきます。

では。