ご無沙汰しております。
松下です。
10月は工事以外でもいろいろな出来事がありましたので、こちらでも少しご紹介したいと思います。
まず、こちらは弊社でも使用しています丹波石の仕入れ先へお邪魔し、お話を伺ってきたときの様子です。
石材屋さんの親方が、若い時分にご自分でご自宅の通路に丹波石を張られた石貼りの様子です。
丹波石の小端積みは奥様が花壇を作られたものだそうで、丹波石といっても通路や広場の石敷き、石貼りから、
花壇の小端積み、大判石の飛石や景石として使うなど、使い方は造園技術者次第で、
それをデザインの中にうまく収めていくかは腕が問われるところです。
弊社としても今後石敷きテラスなど、雑木の木々に囲まれるような石貼りのテラスでお茶をしながら、
ゆっくりと午後のひと時を庭で過ごしていただけるようなデザインを取り入れていきたいと考えていますので、
そのようなイメージをお持ちの方はぜひ弊社へご連絡いただけたらと思います。
そしてこちらは、丹波篠山市の某場所で行われています、山の中の作業道づくりの様子です。
講師の先生をお招きし、実際に重機に乗ってその道づくりの様子を見ながら学びます。
自伐型林業という大規模林業とは一線を画した(こちらでは自伐型林業の説明は割愛しますので、検索してみてください)
やり方で、作業道の道幅も2トントラックがぎりぎり通れる幅で、すべての木々を皆伐するのではなく、まずは作業道を通し、
その作業道から切れる木を択伐しながら、残った木々も長い年月で考えて、育て大きくしながら材として成長させていきます。
通常は落葉樹は支障になるので切ることが多いそうですが、講師の先生の山では落葉樹も大きく育ち、
針葉樹林というイメージが大きく変わる、心地良い「杜」となっています。
落葉樹を切らずに残す目的は、落ち葉がその山々の肥やしとなってくれたり、
作業道沿いには根が張られるので、崩れにくい道となるのです。
そのような林業の作業の一端を学ぶことができる機会を今回いただくことができて、本業ではありませんが、
丹波篠山という土地柄、将来的には山の整備や管理もすることもあるかもしれませんので、大変良い勉強になりました。
そして、最後にこちらは知人に紹介してもらった活版印刷屋さんへ伺って、名刺を自ら印刷してきたときの様子です。
大阪にある活版印刷を取り入れられているこちらの印刷屋さんでは、お客さんが自分の名刺を自分で印刷をしに、
工房兼事務所まで来られるようになっています。
今回ロゴのデザインや名刺のデザインもお任せし作っていただき完成したので、
初めて事務所にお伺いし教わりながら自ら名刺を印刷してきました。
活版印刷というのも初めての経験で、それを自分でレトロな機械を使って印刷するというのも、普段ではできない貴重な体験でした。
慣れてくると流れ作業で、1時間当たりどのくらいの枚数を刷ることができるか、
どのようにセッティングすれば効率的にロスなくできるか、など単純作業なんだけれどその中でどうすれば最もベストなのか、
というのも自分で考えることも楽しく、時間が過ぎるのはあっという間でした。