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庭を「庭」として捉えるのではなく

「庭を含めた日々が、豊かな暮らし」という考え方

前回のブログの記事において、庭は、ただ「庭」として捉えるのではなく、

庭は、お施主さまの暮らしや生活そのものを豊かにする一つの手段であり、

ツールにすぎないというお話をさせてもらいました。

 

私たちを信用してくれて、お仕事を任せてくださるお施主さまに、

「庭」という暮らしを下支えする空間を実際に現場で造り、形にすることを通じて、

お施主さまへ価値提供を行うわけですが、

私たちは、庭を造るということが目的ではありません。

 

繰り返しにはなりますが、木々を植栽したり、庭を造り、

お施主さまにとって、居心地の良い空間を創り上げ、育て、醸成することによって、

お仕事として任せてくださった「お施主さまの暮らしを豊かにする」ことが、

私たちの一番の目的なわけであります。

 

庭づくりや、植栽は実際の作業であって、手段。

目的ではないのです。

 

なので、私たちの庭づくりや植栽活動は、

日々の暮らしを豊かにし、良好で居心地の良い生活環境を作りあげるために、

実際に必要で、不可欠な作業なのだと、そのようにご理解いただけたら嬉しいです。

 

その魅力というか、庭のある生活が、木立のある生活が、木漏れ日のある生活が、

どうして豊かな日々を作るのか、

その魅力を庭をまだ施工していない、まだそういう庭で暮らされたことがないお客さまに

お伝えするのはなかなか難しいことですが、

弊社で施工させていただいたお施主さまの暮らしを、このホームページを通してお伝えすることで、

その魅力や素晴らしさを、少しでも知っていただけたら嬉しいです。

こちらは過去に施工させていただいたお家のお施主さまが送ってきてくださった、

鳥の巣箱の様子です。

庭に野鳥がたくさん遊びに来てくれるように、巣箱とバードフィーダーを旦那様の手作りで設置されたそうで、

「実際に庭の中に、シジュウカラやメジロ、スズメが来てくれるようになって、

眺めているだけでも楽しく豊かな日常を過ごしている」

と大変うれしく、心温まるご連絡をいただきました。

 

庭は私たちが作れば完成というわけではなく、木々はそこから成長していきますし、

木々を取り巻く、虫たちや鳥たちの到来など、環境も変遷していきます。

 

年に1度か2度剪定などの管理にはお伺いしても、その庭で過ごす時間がもっとも長いのはお施主さまなので、

お施主さまの日々の庭に対する興味や関心、働きかけや管理方法によって、庭は大きく差が生じてくるわけでもあります。

 

作らせていただいたり、管理させていただく立場から今こうして文章を書かせていただいていますが、

実際にその変化や違いというのは、お施主さまによって千差万別だなと感じています。

 

それぞれの生活や暮らしの流れに合わせた、庭での暮らしも大切にしていただき、

「楽しさ」をその中で見出していただけると、より庭が身近に感じていただけるのではと思っています。