帰る時間が、少し楽しみになる玄関の雑木の庭|兵庫県丹波市
ご依頼内容
●ご相談のきっかけ・背景
丹波篠山市内にある一棟貸しの宿・雑貨店「une」の庭をご覧いただき、
その雰囲気を気に入っていただいたことがきっかけでご依頼をいただきました。
新築住宅はすでに完成しており、玄関前や外構部分は未整備の状態でした。
外からの見え方と、室内から窓越しに見える景観の両方を整える必要がありました。
●お客さまのご要望・理想
・uneのような雑木の庭の雰囲気にしたい
・玄関アプローチを気持ちよく通れる空間にしたい
・室内からの眺めも美しくしたい
・雨の日でも使いやすい動線にしたい
・外からの視線をやわらかく遮りたい
施工前の様子
施工内容
●設計の方向性
「玄関に向かう道そのものを、庭として体験できる空間」として設計しました。
単なるアプローチではなく、
木立の中を抜けていく“日常の通り道”として成立させることを軸にしています。
●空間づくりの考え方
玄関・ガレージ・道路の3つの動線を整理し、
雨の日も含めてストレスなく移動できるルートを複数確保しました。
そのうえで、高木(約3.5m)を主軸に、中木・低木・下草を重ね、
雑木林のような階層構造をつくることで、自然な奥行きと視線のやわらぎを生み出しています。
樹種はコナラ・モミジ・シデ・カシ・ソヨゴ・ヒサカキなど、
地域環境に馴染む雑木を中心に構成しています。
●施工内容
・玄関アプローチ動線の設計・整備
・砂利洗い出し舗装による通路施工
・高木(コナラ・モミジ等 約3.5m)の植栽
・中木・低木・下草による多層植栽構成
・常緑樹と落葉樹のバランス配置
・シロヤマブキ・コデマリ・モチツツジ・ユキヤナギの植栽
・土中環境改善(通気・排水の調整)
施工中の様子
完工後の様子
こだわりのポイント
~ 帰る時間が、少し楽しみになる玄関の風景へ ~
●空間としての変化
・玄関アプローチが“通路”から“体験の場”になった
・室内からの眺めが豊かになった
・外からの視線がやわらかくなった
・季節の変化が日常に入ってくるようになった
・雨の日の動線も快適になった
日々の行き来そのものが、少し心地よい時間に変わっていきました。
お客様の声
打ち合わせの時は植物に詳しくない私でも分かるように優しく丁寧にご説明いただいた事で完成した姿を想像しながら安心して打ち合わせをすることができました。
こちらの要望を聞いていただいたり、検討の時間も十分にとっていただけたので、本当に満足していますし、予想以上に素敵な外構になりました。
完成した時はもちろん嬉しかったのですが、冬場の施工で枝ばかりが目立った状態だったこともあって、春になり、少しずつ芽吹いていく姿を見るのがさらに嬉しく、毎日楽しく過ごしています。
植物のことを調べ始めた自分の変化にも驚いています。
(玄関前のヒュウガミズキ、モチツツジ、コデマリがお気に入りです)
この庭を大切に育てていきたいと思います。ありがとうございました。