雑木に包まれた、古民家の庭で過ごす時間│兵庫県丹波篠山市
ご相談のきっかけ・背景
兵庫県丹波篠山市へ県外から移住され、古民家をリノベーションして
暮らされるお施主様よりご依頼をいただきました。
住居およびゲストルーム前に位置する中庭は、
生活と来客の両方の場面で目に入る重要な空間でした。
元々はコウヤマキやイヌマキを中心とした庭でしたが、
建物のリノベーションに合わせて、庭も含めて空間全体を整え直す必要がありました。
お客さまのご要望・理想
・古民家の雰囲気に合う庭にしたい
・既存の樹木はできるだけ活かしたい
・自然な雑木の雰囲気を取り入れたい
・建物と庭が一体となる空間にしたい
・来客時にも心地よい庭にしたい
施工前の様子
設計の方向性
既存の庭を“作り替える”のではなく、
「古民家とともに庭も再生させる」という視点で再構成しました。
残すべき樹木と、更新すべき要素を見極め、
庭全体を“建物と一体の風景”として再編集しています。
空間づくりの考え方
既存のコウヤマキ・イヌマキは透かし剪定によって背景として活かし、
庭の骨格として残しています。
一方で、モミジやサザンカなど一部の既存樹は、
空間構成との調和を優先し、撤去・整理を行いました。
そのうえで雑木を中心とした植栽を再配置し、
光がやわらかく差し込む“時間が流れる庭”へと再構築しています。
また、剪定枝や伐採木を庭外へ持ち出すのではなく、
土中環境の一部として循環させることで、庭の中で時間をかけて
還元される仕組みをつくっています。
施工中の様子
完工後の様子
~ 窓からの眺めが心地よい、古民家に流れる落ち着きのある時間 ~
● 空間としての変化
・中庭にやわらかな光が入るようになった
・建物と庭の一体感が生まれた
・時間の流れを感じる空間になった
・庭そのものが“背景”として機能するようになった
・訪れる人に落ち着きを与える空気感が生まれた
暮らしと建物のあいだに、そっと落ち着きが生まれました。
作庭から2年後にお手入れに伺った際に、撮影させていただきました。
庭の木々も元気に育ち、場の雰囲気も少しずつ醸成されているように感じます。
⇒
https://youtube.com/shorts/W-eTiXk03Wo?feature=share
お客様の声
作業や工事に取りかかる前と、その後に説明がていねいで分かりやすかった。コミュニケーションがよくとれた。
環境改善や土の健康を考えて造園をしてくれたこと。
土の草木をどこに植えたら良いか、センスがある。デザインが良い。
旦那様より
住宅地の中、この庭にいると林の中にいるようで落ちつきます。
友人、知人がうまっている竹筒について質問されることがあります。答えるときに、少しでも土の健康について一人でも多くの人にお伝えできてうれしいです。雑草さえ土の中を良くしてくれていると説明され、雑草とりの考え方や方法がかわりました。
大学生の息子と友人たちが松下さんと一緒に作業したとき、いろいろ質問したことに対して、きちんと説明して教えてくださったことを、そして実際に作業していく過程に、みなリスペクトしていました。都会で育った子がほとんどだったので、大変勉強になったようです。
この庭が育っていくのが楽しみです。
これからもよろしくお願いします。
奥様より