木々にやわらかく包まれる、安心して過ごせる庭│兵庫県丹波篠山市
ご依頼内容
●ご相談のきっかけ・背景
玄関脇には造成による法面(斜面)があり、
その部分を植栽によって自然な雰囲気に整えたいというご希望がありました。
また、敷地外周についても塀で囲うのではなく、
木々によって緩やかに周囲との境界をつくりたいというご要望がありました。
さらに、広場部分は将来的に畑として利用する計画があり、
日照を確保しながらも周囲の植栽とのバランスを取る必要がありました。
●お客さまのご要望・理想
・法面を自然な植栽でなじませたい
・外周をやわらかく緑で包みたい
・将来的に畑として使える空間を確保したい
・夏の暑さを木陰で和らげたい
・木漏れ日のある暮らしの庭にしたい
施工前の様子
施工内容
●設計の方向性
「囲う庭」ではなく、「やわらかく環境を整える庭」として設計しました。
視線や境界を遮断するのではなく、
植栽の密度と配置によって“緩やかに空間を切り替える”構成としています。
●空間づくりの考え方
家際の空間には将来的に成長する雑木を配置し、
時間とともに木陰と木漏れ日が生まれる環境を前提としています。
また、元々田であった粘土質の土壌に対しては、土壌改良を実施し、
水と空気が循環する状態へと調整しています。
施工中には山際からの湧水が確認されたため、
その水を無理に止めるのではなく、暗渠排水として導き、
土地全体の水循環の一部として機能させる設計へと変更しました。
これにより、排水と浸透を両立した“動く土中環境”を構築しています。
●施工内容
・造成法面の植栽整備
・外周部の植栽配置(緩衝的グリーン構成)
・高木・中木・低木・下草の多層植栽
・粘土質土壌の改良作業
・山際の水流整理(溝切り・導水計画)
・湧水対応(暗渠排水施工)
・石積みによる排水路形成(60〜70cm溝)
・植栽周辺の水・空気循環改善
施工中の様子
完工後の様子
こだわりのポイント
~ 木々にやわらかく包まれる、安心して過ごせる庭へ ~
●空間としての変化
・法面が自然な緑の景観へと変化した
・外周の圧迫感がやわらいだ
・畑として使う空間との調和が取れた
・夏の暑さが木陰によって緩和される構成になった
・土地全体の水の流れが安定した
時間とともに、暮らしの風景として庭が育っていくようになりました。
お客様の声
丹波篠山の拙宅、何もない原っぱ状態の庭を自然な植栽で仕上げたいと考えていましたときに、HPを通じて松下造園風景舎さんに出会いました。
その少し前に「これからの雑木の庭」という本に出会い、自然に調和した庭造りが素敵だなぁと憧れてイメージを膨らませていましたところ、著者の高田宏臣さんが松下さんの親方だったという偶然にご縁を感じ、また何より松下さんご自身のお仕事への熱意と真摯な姿勢に触れて、庭造りをお願いすることに決めました。
設計の段階からとても丁寧にご対応いただきましたが、施工途上においてもメール等できめ細やかにご連絡いただき、安心してお任せすることができました。
施工途中には、掘ったところが裏山の水脈にあたり湧き水が出てくるという想定外のハプニングがありましたが、機転を効かせ湧水を逃がす石積み暗渠という土や水を活かす良いご提案をいただけたこと、また予定外に大変な作業になってしまったにも関わらず、とても丁寧に仕上げていただき、心より感謝しております!
樹種も希望のものに加え、高木・低木・中木・下草までバランスよく配置いただき、植栽全体が今時点でとても心地良い仕上がりですが、これからの成長もとても楽しみな庭となりました。
本当にありがとうございました!!!
今後ともどうぞよろしくお願いします。