受付時間 :9:00-18:00

ブログ

Blog

緑にあふれた家づくりをご検討中の方々へ

新年あけましておめでとうございます。

今年も皆さまどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

早速ではありますが、家づくりをご検討中もしくは、建築中、または建築設計段階で、

庭や外構、屋外計画がまだ進んでいない、全く決まっていないという方へ向けての記事になるかと思います。

 

 

新築計画中に庭づくりや外構計画を鮮明にイメージできる人は少ない

 

庭と言いますと、木を植えたり、石を据え付けたり、

リビングからただ眺めたり、はたまたウッドデッキに出て庭を眺めたりと、

実際にどのように庭や外構、屋外環境を計画するかと具体的に考え、調べなければ、

家づくりはシミュレーションできたけれども、外空間は未だ全然イメージすら湧かない。

そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

新築中に庭づくりや外構工事を依頼するのが最も多い時期は・・

 

実際にどのぐらいの割合でそのような方いらっしゃるのかという統計もあります。

あるアンケート調査では、外構工事の依頼時期について以下の結果が報告されています。

  • 工事開始の1ヶ月前に依頼: 最も多く、全体の35%
  • 工事開始の3ヶ月前に依頼: 28%
  • 工事開始の3ヶ月以上前に依頼: 14%
  • 工事開始の1ヶ月以内に依頼:10%
  • 工事開始の2ヶ月前に依頼: 10%

 

これらのアンケート調査の結果から、工事開始の1〜3ヶ月前に

外構工事を依頼する方が多いことがお分かりいただけると思います。

 

また別の調査では、新築後に外構工事を行っていない方の割合が約30%あり、

若干半数は今後工事を予定していると回答されています。

 

 

新築後に外構工事を行っていない理由とは

 

それらの理由としては、

①建物に意識が集中する傾向がある

新築計画では、間取りや内装、設備など建物本体に

注力する人が多く、外構や庭は後回しになりがちです。

 

②庭づくりや外構計画の経験・知識不足

庭づくりや外構の専門的な知識がないため、どのようなデザインや

素材が選べるのか意識しない人が多いです。

 

③予算配分の優先順位が低い

外構は「最後に残った予算で」という考え方をする人が多く、

初期段階で詳細な計画を立てないことが多いです。

 

このような理由から、新築計画段階から庭づくりや外構計画を立てる方は少ないようです。

 

 

建築段階から庭づくりや外構について考えている人は、どんな人?

 

方や、少数ではありますが、建築段階もしくは計画段階から外構計画、

庭づくり計画について考えられている方も一定数いらっしゃるのは事実です。

 

こういった方々はどんな方なのかと申し上げると、

①庭や外構にこだわりがある方

②過去に建築経験がある方

③建築士や造園業者のアドバイスを受けた方

 

これらの方々が建築段階から庭づくりや外構計画について具体的なイメージをお持ちです。

 

①庭や外構にこだわりがある方々は、ガーデニングが好きであったり、

庭に特別な価値を感じている方で、建物と並んで外構計画を考えられています。

 

②過去に建築経験がある方は、一度家を建てた経験から外構や庭の重要性を考えられ、

新築計画段階からプランに組み込むケースが多いです。

 

③建築士や造園業者のアドバイスを受けた方は、建築士や造園業者が初期段階から

アドバイスを提供することで、具体的な庭や外構のイメージを持つきっかけが得られます。

 

そのような方は庭を庭としてではなく、豊かな暮らしの一部と考えている

 

これらの方々は経験的にであったり、知人・友人からもしくは専門家から

アドバイスや知見をもらうことで、新築計画段階から具体的に外構計画や

庭づくりについてイメージをお持ちです。

また、庭があることで、どのようにそれが生活を豊かにしてくれるのかや、

庭を庭としてとらえるのではなく、庭を含めた生活そのものが、

豊かな暮らしとして認識されている方が多いのです。

 

私たち造園業を営む者からしても、その点について

見落とされてしまいがちな庭の捉え方や、

生活の一部としての庭、

豊かなく暮らしの一部しての庭、

こういった庭の存在について多くの方に発信していけたら、

もっと庭のある生活を身近に、庭のある暮らしをより具体的に

感じていただけるのではと思っています。

 

その辺りについて、次の記事に記していきたいと思います。

 

この記事のまとめとして、

庭をただの庭として見るのではなく、豊かな暮らしを実現してくれる心強い存在である

という見方を知っていただけたらと思います。